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ドイツ型樹脂枠は多くのコンパートメントに細分化されています。外枠と稼働枠に、頑丈な鉄製補強材が入っています。外枠の外周には下駄の歯のような突起が出ています。この外周形状は連結アダプタや窓台を取付けるためのものです。稼働枠の補強材は、より大きな窓を可能にします。又、四層ガラスといった、より重いガラスへの対応を可能にします。外枠の補強材は連結アダプタ―を使った大きな連結窓を可能にします。
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コンパートメントを増やすことで断熱性能を低下させる鉄製補強枠を使いながら、日本や北米の樹脂窓枠より高い断熱性能を実現しています。
20年ほど前までは窓枠の厚みは60mm が標準で、コンパートメントは3~4個でした。年々厳しくなる断熱性能基準を満たすため、窓枠の厚みは70mm、80mm、90mmと変更されてきました。コンパートメントも増え、6~7コンパートメントが一般的になりました。日本と北米の樹脂枠窓はいまだ3コンパートメントが一般的です。
一時期は、最も厳しいパッシブハウス基準を満たすため、鉄製補強材の代わりに発泡断熱材を使ったオプションもありました。強度が落ちるため、あまり大きな窓は作れませんでした。最近は鉄製補強材を使用したままパッシブハウス基準を満たせるようになっています。
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