リビングダイニング

早朝の最低温度が0℃の場合、暖房を開始する朝6時のリビングダイニングは室温15℃になっています。天井、壁、床の温度も15℃です。窓のガラス面は13℃、窓枠は7℃、テラス窓近辺の床温度は12℃です。
ルームエアコンと床暖房を点けると、室内空気と床は早く温まりますが、天井と壁が温まるには時間がかかります。8時になっても天井と壁の温度は16℃台です。10時に18℃に達し、12時に安定温度に達します。床暖房が無い場合は、朝8時の床温度は16℃です。
* 現行断熱基準を満たした新築の場合です。ちょっと前の家であれば早朝の室内温度は10℃前後になっているかもしれません。

部分間歇暖房での室内環境

非居住空間

廊下、トイレの温度は12℃~13℃です。
和室の押入の温度はもっと低くなります。押入の中が湿気るのはこの為です。
洗面所の温度も12~13℃で、窓の温度は10℃程度です。浴室からの湿度で窓枠やガラスが結露します。多くの家では結露を減らすために、洗面所や浴室を積極的に換気します。換気量を増やすことで温度がさがり熱損失が増えてしまいます。
リビングダイニングの湿度は低い為、加湿を必要とします。加湿された空気の一部は和室の押入に流れ、押入れの中で結露します。リビングダイニングを加湿すればする程、洗面所や押入れで結露する悪循環となります。
高性能樹脂枠窓で断熱性能を改善し、全館連続暖房をした場合の室内温度はどうでしょうか。